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Q&A2 映画編
映画「夜のピクニック」のQ&Aの映画編です。

ネタバレがいっぱいありますのでご注意ください。

映画を見た方向けの内容です。
ページの後半には、原作との比較についてまとめて書いてあります。これから原作を楽しみにしている方は、先には進まないほうがよいかも知れません。
また、途中で原作やオムニバスDVD「ピクニックの準備」に触れていて、これからご覧になる方の楽しみを減らしてしまいそうな部分は、背景と同じ色の字で書いてあります。読みたい方はマウスカーソルで字を反転してご覧になってください。
練習用→このような形で原作などについて書いた部分がところどころにあります。←ここまでの間に地色と同じ色で文字が書いてあります。

作品をDVDなどでまだじっくり確認できていないので、分からない点が多くてごめんなさい。斜字体は特に自信のないところです。
(皆さまからの情報提供、お待ちしています。
メールアドレス: GBC01032【あっと】nifty.com   ←【あっと】は@に直してください。)
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Q2-1
甲田貴子の友人、榊杏奈の「おまじない」の意味が分からなかったのですが?
A2-1
榊杏奈が甲田貴子に送った絵ハガキの最後の部分は、こう締めくくられています。
たぶん、あたしも一緒に歩いてるよ。去年、おまじないを掛けといた。貴子たちの悩みが解決して、無事ゴールできるようにN.Y.から祈ってます。

「貴子たちの悩みが解決」とは、主人公の甲田貴子と、異母兄弟である西脇融の間のわだかまりが解け、お互いの存在を認め合い、2人が会話を交わせるような関係になることを示していると思われます。

原作も少し参考にすると、このような説明になると思います。

榊安奈は弟の順弥に歩行祭のすばらしさを語り、あんたには分からない、と言っていた。

「あんたには分からない」と言われた順弥はムキになって、去年の歩行祭に紛れ込んで理解しようとした。

それを知った杏奈はわざと怒る。更に、自分の好きな男の子には家庭の事情で同じ学年にきょうだいがいて、そのきょうだいが友人だということを、わざと聞かせた。

(この間に榊一家はN.Y.へ引越し)

姉にしかられた順弥は、(わざわざN.Y.から日本に出かけて)また歩行祭に参加してやろうと思った。そして、姉から聞いた話を頼りに、姉の好きだった男を探し出そうとした。

そうして見事に、姉の友人である貴子、遊佐美和子、そして貴子のきょうだいである融を探し出したのでした。
また、融を探し出す過程で、貴子と融の関係を当の本人たちと親友の前で話してしまったのでした。

順弥が貴子を訪ねて行くだろうという確信は、杏奈が貴子に送った絵葉書の裏に、順弥がかぶっていた帽子のイラストが描かれていることで分かります。原作にはハガキの絵柄については書かれておらず、映画ならではの工夫です。←反転してお読みください。

こんなうまいことは現実にはありえない、と思えますが、逆にこうした展開がファンタジーのいいところでしょう。

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Q2-2
ゴールした後に、貴子たち5人の上に「START」の文字が見えたのですが、これって間違い?
A2-2
いいえ、間違いではありません。
映画では、もともとSTARTゲートとGOALゲートは共用で、STARTの裏に回るとGOALと書いてあるという設定でした。
貴子たちと「START」の文字を一緒に写したシーンは、「貴子と融の間のわだかまりが解け、2人が異母兄弟であるお互いの存在を認めたこれからが、2人の新しい人生のSTARTだよ」ということを表現していると思われます。原作にはゲートについての記述はなく、映画ならではの表現です。
原作では「現実はこれからだもんなあ」といった会話が何度か交わされています。「何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ」という貴子のモノローグもあります。
←反転してお読みください。
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Q2-3
変なマスクをした男子生徒を含めた3人組の目的は?
A2-3
これはホントに自信がないので、違っていたらごめんなさい。
3人組は写真部の所属であり、卒業アルバムに載せるための変わった写真、あるいは盛り上がりのある素敵な写真を撮りたがっていたのではないでしょうか。そのために、事前に歩行祭のコースに沿った道や堤防にいくつかのペインティングをしていたのだと思います。
まず「桜川堤防」に劇場の舞台のようなペインティングをしておいたところ、演劇の世界(脚本、演出)を目指している後藤梨香が(3人の思惑通り)1人芝居を演じてくれて、いい写真が撮れたのではないでしょうか。
また、「沼田」の遊歩道橋のところでも、想像力豊かな後藤梨香が「ゴジラの足跡だ!」と騒いでくれて、これまたいい撮影対象になたのではないでしょうか。
更に、夜間歩行で畑の道から市街地に出てきたところに蛍光チョーク(?)でいくつかの絵を描いておいて、更にチョークを置いておいたところ、生徒達が思い思いにメッセージを付け加えてくれたのでここでもいい思い出写真が撮れたように推測します。
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Q2-4
映画に出てくるのぼりのスローガンはどうやって考えたのでしょう?
A2-4
映画の中でも、主人公・甲田貴子のクラスである3年7組ののぼりのスローガン(文句)は原作どおり「ただいま乳酸大量製造中!」でした。作者・恩田陸さんが在学中に実際に使われたスローガンです。他のクラスでは、隣の3年6組が「ほら、ゴールが霞んで見えるだろ」でした。また、目立ったところでは「青春の汁」(クラスは不明)というものがありましたが、これは「青春の汗」をもじったものでしょう。これらは恩田さん在学中に実際にあったものです。
それ以外のスローガンについてはまだ把握できていないので、DVD発売後に確認して追記します。
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Q2-5
映画はいつ、どこで撮られたのですか?
A2-5
屋外ロケはすべて茨城県内です。ほとんどが2005年の7月20日から8月27日に撮影されました(一部追加撮影が12月2日)。
ロケのほとんどが水戸近郊ですが、1ヵ所だけ南東に離れた鹿嶋市が含まれます。
このサイトのロケ地ガイドも参考にしてみてください。
延べ5000人ものエキストラが参加したことは特筆に値します(高校生役の地元エキストラが延べ約4,500人,他は父兄役、教師役など)。
出演以外にも、「水戸そばの会」の皆さんがエキストラの方々に手打ちそばを振舞ったり、茨城町の方々が撮影に使う手製のお弁当を作ったりと撮影に協力しました。

貴子の想像の舞台は、2005年8月29〜31日に、東宝撮影所第2スタジオ(東京都世田谷区成城で撮影されています。)
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Q2-6
映画のロケ地は「歩く会」のコースどおりなのですか? ロケ地めぐりをすると「歩く会」の体験ができるのでしょうか?
A2-6
いいえ、ロケ地にはモデルとなった水戸一高の行事「歩く会」のコース以外の場所も含まれています。また、コースに沿っていても逆方向に歩いているシーンが映っている場所もあります。
(決して映画のあら捜しをしているわけではありませんので念のため。今回の映画は「物語」であってドキュメンタリーではありませんので、実際のコースに含まれていない場所が登場しても差し支えないと思います。また、映画ならではのよい風景が織り込まれています。また、「歩く会」のコースでも季節柄ロケのできない場所があったと思われます。(例えば海水浴客で混雑する大洗町))
従って、ロケ地を結んでも「歩く会」のコースにはなりませんのでご注意ください。ロケ地を登場順で結ぶと、全長200Kmは優に超える長大コースとなり(笑)、歩くどころか車でのロケ地巡りでさえまる1日かかる可能性があります。ぽつんと離れた鹿嶋市を外したとしても、150Km内外はありそうです。
くれぐれも、この順で歩こうなどとお考えになりませんよう。
このサイトのロケ地ガイドを参考にしてみてください。
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Q2-7
他の映画で見たようなシーンが出てきたのですが。
A2-7
原作の恩田陸さんは、昔の作品のオマージュを書くことがよくありますが、長澤監督もそれにならったのか、他の映画作品のオマージュと思われるシーンがいくつか出てきます。
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Q2-8
監督やメインキャストたちが事前に60Kmを歩いたと聞きましたが。
A2-8
その通りです。撮影を前にした2005年6月18〜19日、主役の多部未華子さんの発案で、監督やメインキャスト14名が歩行祭や「歩く会」さながらに、ほぼ徹夜で約60Kmを歩きました。コースは、ほぼ東海コースさながら(水戸市−大洗町−ひたちなか市阿字ヶ浦(仮眠)−水戸市)。多部さんは、1度顔合わせした(5月26日)だけでは他のキャストと分かり合えないし、疲労感を体験したいと思っていました。歩いている最中は、石田卓也さんや郭智博さんら他のキャストから恨まれたそうです(笑)。でも、歩きながら、仕事のこと、将来のこと、恋の話などができて、キャスト同士仲良くなれたとのこと。他の仕事の関係で石田卓也さんや貫地谷しほりさんらはやむを得ず遅刻または早退し、体力の関係で監督や一部のキャストは伴走車に逃げ込んだこともあったそうです。
「女性キャストのほうが強かった」とのこと。
梅雨時らしく、午前7時のゴールのときは雨が降っていたそうです。
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Q2-9
映画を見終えたら疲れたのですが。
A2-9
それは長澤雅彦監督の術中にはまりましたね(笑)。
監督は「少し長いな、つらいなって思う瞬間を共有してもらわないと」と考え「お客さんが少しお尻が痛くなってちょうどいいと思って作っていた」そうです。
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ここから先は、原作との比較をしています。これから原作を読むことを楽しみにしている方は、進まないほうがいいかも知れません。

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Q2-10
映画と原作の相違点は?
A2-10
これは映画のあら捜しではありませんのでご注意ください。
映画と原作では表現手法が異なりますので、内容に相違点が出ることは当然です。映画独自の設定や展開が必要なこともあるでしょう。また、監督自らの工夫もあると思います。
ここでは大きな違いだけを書いています。この後にも相違点が出てきます。

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Q2-11
映画にだけ登場するサブキャラクターたちは?
A2-11
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Q2-12
その他、映画にだけ登場するシーンは?
A2-12
上記に登場するものを除いて挙げてみます。(まだたくさんあると思います。)
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Q2-13
映画と原作の時間設定の違いは?
A2-13
これもあら探しのつもりではありませんのでご注意ください。
まず、より細かく設定されている映画の時間設定を挙げてみます。
映画館に飾られていた「北高鍛錬歩行祭MAP」。
同様のものが映画のパンフレットに
掲載されていました。

場所
距離
休憩・出発時間
団体歩行
県立北高等学校
0Km
7:00
(1)関の坂 
4.1Km 8:00-8:10
(2)北田橋 
7.9Km 8:50-9:00
(3)桜川土手 
12.4Km 10:00-10:10
(4)富田 
16Km 11:00-11:10
(5)小学校
昼食(1時間休憩) 
21Km 12:00-13:00
(6)沼田 
25.3Km 14:00-14:10
(7)牧 
29.5Km 15:00-15:10
(8)田町 
33.5Km 16:00-16:10
(9)直線道路 
37.5Km 17:00-17:10
(10)北田 
40.5Km 18:00-18:10
(11)総合公園
夕食・集合写真 
43Km 19:00-20:30
(12)小山 
47Km 21:30-21:40
(13)坂下  51Km 22:50-23:00
(14)工業団地内 
55Km 0:00-0:10

県立東中学校
仮眠所
60Km 1:00-3:00
自由歩行
第1チェックポイント 
63Km
第2チェックポイント 
65Km
第3チェックポイント 
67Km
第4チェックポイント 
70Km
最終チェックポイント
73Km
県立北高等学校
80Km

映画では、撮影の関係か細かく設定されています。
(区間を細かく見ると、時間の割りに距離が長いところがありますが、ま、それはそれで置いておきましょう(笑)。)

一方、原作の中では大雑把な設定しかないようです。
その設定された箇所を映画と比較してみます。

原作
映画
北高
午前8:00出発?
(「朝の8時から翌朝の8時まで歩くというこの行事」と書かれているので)
午前7:00出発
(甲田貴子と遊佐美和子が登校したとき、校庭の時計が6:40頃を指していました。(なお、ロケ地にはあの位置に時計はありません。))
仮眠所
午前2:10到着、4:30過ぎ出発
午前1:00到着、3:00出発
自由歩行のゴール受付閉鎖
仮眠所出発から5時間
(以後は救護バスで回収される)
特に明示されていないようです

映画のほうが、原作よりも1時間ほど早めに設定されているようですね。

原作でも映画でも、「24時間で80キロを歩き通す」という意味のキャッチフレーズがついていますが、作品の中では24時間を多少オーバーしているようです。
おそらく、分かりやすさを優先してキャッチフレーズを決めたのでしょうね。

しかしながら、現在実際に24時間80Km歩行をしている高校が福岡県にありますので、決して無理というわけではないと思います。
(この作品のモデルになった行事は、原作者恩田陸さんの母校・水戸一高の「歩く会」ですが、「歩く会」の距離は最近では70Km弱になっているそうです。ただ、恩田さんが在校中には、実際に80Km程度あったコースも使われていました。)

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(C)2006 yoru_pic
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