映画「夜のピクニック」のファンサイト
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Q&A1 背景編
映画「夜のピクニック」のQ&Aです。
まだ分からない点が多くてごめんなさい。斜字体は特に自信のないところです。
(皆さまからの情報提供、お待ちしています。
メールアドレス: GBC01032【あっと】nifty.com   ←【あっと】は@に直してください。)


Q1 原作について
Q1-1 映画の原作は?

A1-1 原作は、恩田陸さんの「夜のピクニック」です。
第2回本屋大賞を受賞。(本屋大賞は、書店員が最も推奨する本を選ぶ賞です)
第26回吉川英治文学新人賞を受賞。
「『本の雑誌』が選ぶ2004年度ベスト10」を受賞。

「夜のピクニック」 恩田陸 作
単行本 - 2004/7/31発行
¥ 1,680(税込)(amazon)
「夜のピクニック」 恩田陸 作
文庫 - 2006/9/7発行
¥ 660(税込)(amazon)
発行2週間で43万部に達したとか! すごい!
冒頭部分の立ち読みはこちら→e-hon(単行本10ページの画像)新 潮社(テキスト形式で短かめ)
新潮社の「夜のピクニック」紹介ページ。作者恩田陸さんが自作を語る(要RealPlayer、音声のみ、3分弱)。 ←すみません、リンクが切れてページが見つからなくなりました。捜索中
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Q1-2 原作に出てくる「鍛錬歩行祭」のモデルになった行事とは?

A1-2
原作者の恩田陸さんの母校・茨城県立水戸第一高等学校に「歩く会」という行事があり、これが鍛錬歩行祭のモデルとなっています。(戦前は「鍛錬行軍」と言いました。)
「歩く会」は毎年10月頃に開催されます。1日目の朝にスタートし、小休止と中休止(昼食、夕食)をはさみながら、クラス毎に2列になって45〜50Km程度を歩きます。午前1〜2時頃大休止に入りますが、大休止と言っても2時間程度の仮眠があるのみです。その後は25〜28Km程度を全校生徒が競争する自由歩行になります。特に運動部の選手が順位にこだわりを見せ、早い生徒では1時間半程度でゴールすることがあります(その年の距離によります)。
「歩く会」とはシンプルで優しそうな名前ですが、それに反してとても疲労を伴う過酷な行事です。
歩く会には3つのコースがあり、1つのコースは3年に1回使用されます。高校生は在学中の3年間ですべてのコースを体験できることになります。
距離はコースによって異なり、また道路事情の変化などによりコースが修正されることもよくあります。

原作は、高校を出発地・到着地とする「東海コース」という循環コースにおおむね沿って描かれています(茨城県水戸市−茨城町−大洗町−ひたちなか市−東海村−ひたちなか市−水戸市)。他の2つのコースは、早朝に高校から出発地までバスで送られて、そこからゴール(高校または水戸市内の別の場所)を目指す片道コースです。
映画もだいたい東海コースに沿ってロケーションが行なわれています。
原作者の恩田陸さん在学中の1980年の東海コースは約80Kmあったそうです。ただし、現在では東海コースも含めてどのコースも67Km前後に短縮されているとのことです。

恩田さんは以前から「歩く会」をモデルに小説を書くことを考えていたそうです。そして5年ほど前に、取材を兼ねてOGとして母校の歩く会に参加したとのことです。(2001年の東海コースかも知れません。) 恩田さんは、学校側には迷惑はかけられないと「歩く会までの1ヶ月間、毎日2時間10キロの荷物を背負って歩くトレーニングをした」上で参加したそうです。

ちなみに今年2006年の水戸一高「第58回歩く会」は、10月14日(土)〜15日(日)にかけて、筑波コースで行なわれました。ローテーション通りなら、来年2007年が東海コースになります。(生徒以外の一般参加はできませんのでご注意ください。)

こうした行事は、実は全国各地の高校にあります。(ちなみに恩田さんの在学当時は、水戸一高の「歩く会」は女子では全国最長と言われていました。現在は分かりません。)

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Q1-3
作者の恩田陸さんってどんな人?
A1-3
1964年宮城県生まれの女性。
茨城県立水戸第一高等学校、早稲田大学卒業、保険会社や不動産会社勤務を経て、1992年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。
“ノスタルジアの魔術師”と呼ばれ、その名の通り郷愁的な情景を描く作家です。ファンタジーの枠に囚われず、SFやミステリーなど幅広い分野の作品を送り出しています。
『ユージニア』が第133回直木賞の候補作、『蒲公英草紙 常野物語』が第134回直木賞の候補作となりました(いずれも受賞は逃しています)。 でも、『ユージニア』は日本推理作家協会賞。

無類の読書家で、読書の範囲も大変幅広いものがあります。「目についた本を片っ端から買うのが、私の気分転換」とのこと。
多くの小説的手法は出し尽くされている、として、先人が書いた自分好みの小説のオマージュとして自分の小説を書くことが多いそうですが、夜のピクニックについてはそうしたオマージュはなく、専業作家としてデビューする頃からプロットを持っておられたそうです。(自信はありませんが、何かのインタビューの中で、高校時代に歩く会に参加されている時に「これって小説に使えるなと思った」とおっしゃっておられたように記憶しています。確かでなくてごめんなさい。)
(映画「夜のピクニック」のパンフレットのコラムで、評論家池上冬樹さんが「夜のピクニック」は『スティーヴン・キングの近未来スリラー「死のロングウォーク」にインスパイアされてできたと思われるが(ただし恩田陸はキング作品に言及していない)』と書いていらっしゃいますが、さて、インスパイアについては実際はどうなのでしょう。将来インタビュー記事などで伺う機会があるといいですね。)
WikiPediaも参考にしてください。
恩田陸さんのペンネームの由来ですが、苗字の「恩田」は「『やっぱり猫が好き』というテレビ番組に出てくる恩田三姉妹から、『陸』は性別がわからない名前ということでつけた」そうです。
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Q1-4
恩田陸さんは確か宮城県出身のはずでは? それなのに茨城の高校を卒業したのですか?
A1-4
その通りです。宮城県生まれですが、親の転勤の関係で全国あちこちに引っ越したとのこと。茨城県には、中学3年から高校卒業まで住んでいました。
ちなみに水戸第一高等学校は、入学から卒業まで在籍した初めての学校だそうです。
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Q1-5
個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、モデルになった同級生はいるのでしょうか?
A1-5
1人だけいるそうです。にぎやか担当で、物語の鍵をにぎる1人、高見光一郎です。
それ以外は、実在のモデルはいないそうで、他の登場人物はみんな作者の分身、あるいは一部分ずつが登場人物のみんなに入っているという感じとのこと。
一番好きなのは遊佐美和子。こういう女の子になりたかったなぁと思っているそうです。(e-hon)
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Q1-6
のぼりとは何? スローガンはどうやって考えたのでしょうか?
A1-6
のぼりは、団体歩行(最初の60Km)を歩く際、各クラスの先頭に立つ生徒が持つものです。「白い幟(のぼり)には、一番上にクラスを示す二桁の数字が書かれる。1年1組なら11、3年9組なら39。そして、下の部分には各クラスで決めたスローガンが書かれ」ます。スローガンは、「その頃流行っている歌謡曲のタイトルをもじったものや、担任の口癖をひねったものなど、あまり意味のない文章が書かれているだけ」です。主人公・甲田貴子のクラスである3年7組ののぼりのスローガンは「ただいま乳酸大量製造中!」という「これまたよく意味の分からないもの」でした。これは、作者の恩田陸さんが高校在学中に実際に使われたスローガンです。(もしかしたら恩田さんのクラスのものだったかも知れません。) (「」内の引用は原作)
乳酸とは、筋肉の運動によって生成される疲労物質のことです。当時、生物の時間に乳酸について学んだ生徒が、「歩く会」が大変疲れる行事であることを示すためにこのスローガンを考えたものと思われます。
(映画の中で使われたスローガンについては、Q&A映画編を参照してください。)
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