| 数年前のワンフェスで手に入れた「ヨコハマ買い出し紀行」に登場するメカ、鶚(ミサゴ)のガレージキットです。本機には有人タイプと無人タイプの2型があり、いずれも胴体後部にセットされた手製のジェットエンジンによって推進するWIG機(地面効果機)です。鶚という名称は、写真手前の有人タイプのボディに書かれた愛称であり、正式な名称ではないのですが、作中では本機は単に「船」と呼ばれているだけで、型式名などはいっさい出てきません。 |
| 地面効果機は一見したところ飛行機によく似ていますが、その主翼は揚力を得るものではなく、高速で走行することにより地面との間に空気の層を作り、それに乗って浮くもので、旧ソ連では「カスピ海の怪物」など大型の実験機が何機も作られましたが、現在のところ本格的に運用されている例はないようです。 |
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キットは有人タイプ、無人タイプの2イン1キットで、エンジンポッド部分を除いてほぼ一体成型でしたが、作中に登場する機体の雰囲気をなかなかよく掴んだ好キットでした。 しかし、細かく見ていくと、主翼下反角の不足やボディ下面の形状、無人タイプの翼端板など、設定とはやや違う部分も目立ち、そのあたりに重点的に手を加えてみました。 また、コクピット部分は単に凹みがあるだけで何も表現されていませんでしたが、一体成型のため内部に手を入れることが不可能なので、海洋堂レスキュー911の1/72消防士フィギュアを改造して座らせました。ほぼぴったり合ったので、このキットのスケールはだいたい1/72程度のようですね(^_^) |
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鶚の有人タイプは主人公アルファさんの友人で、かつてロボット開発計画にも関わったことがある小海石先生が、まだ医局員だったころ実験データを取るために搭乗したWIG機ですが、それから数十年の時を経て、同じころ作られた無人タイプをアルファさんが無線操縦して飛ばすことになります。 なにしろ作られてから長い間放置されていたので、機体の腐食が進み、塗料も色あせていますが、ちゃんと操縦できたので中味はまだ生きていたようです。 今回は機体の底面も見られるように、前回作ったドリーに乗せてみました。 |
| 鶚の有人タイプと無人タイプではコクピットの有無以外にも、細かいバルジの配置などが違いますが、キットでは翼端板の形状や後端の跳ね上がりは無視されていたので、そのあたりを重点的にいじりました。また、一見すると似ているエンジンポッドのステイも、よく見ると長さが全然違ううえに、その後端に申し訳程度についているラダーも、アクチュエーターが左右逆になっています。 |
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こうした小型WIG機は、世界的に見ても数種類が存在するだけであまりメジャーな存在ではありません。もちろんプラモデルなど出ていませんし(大型WIG機では、ドイツレベルからエクラノプランA-90オリョノフのプラモが出ていました)キャラクターものとはいえ、本機がたぶんキット化第一号だと思います。 なお、WIG機は厳密には飛行機ではなく(先生もずっと「船」と呼んでいますし^^;)本来ならここに入れるべきではないかも知れませんが、WIG機が航空機年鑑に載っていた例もあるようなので、とりあえずこっちに載せてみました(^_^) |