1/72 コスモゼロ52型

バンダイ コスモゼロ52型

 1/72スケールの架空機シリーズ、今回はいよいよ「宇宙戦艦ヤマト」に登場した主力戦闘機、コスモゼロ52型です(^_^)/

 バンダイから発売されているキットは、特にスケールを表示しているわけではなく、設定の大きさから比べると1/72としてはやや小さめで、だいたい1/77程度らしいです。ただ、全体のプロポーションがちょっと寸詰まり気味なので、コスモゼロ本来の伸びやかなスタイルに修正すれば、1/72くらいになるのではないかと思い、コクピット直前の機首部分とノーズコーンをそれぞれ延長して、ほぼ正確な1/72スケールとしました。

 バンダイのキットは番組が放映されていた当時、ゼンマイを内蔵したおもちゃ的キットとして売られていたものを、のちにスケールモデル風に金型修正したもので、あちこちにおもちゃっぽい部分が残ってしまっています。今回はそのあたりを重点的に改造し、実機の1/72モデルと並べても遜色のない仕上がりを目指しました。

 全体的なデザインは、いかにも松本メカ的なあちこちに尖った部分の目立つもので、子供向けのおもちゃによくこんなデザインを採用したものだ、と感心しますが、番組が放映されていた当時はまだPL法の概念など存在しない時代だったので、デザイナーはみずからの美学のみでデザインワークを作り上げられたのでしょう。幸福な時代だったのですね。

 機首とノーズコーンの延長以外、スタイルにはほとんど手を入れていませんが、なかなか雰囲気を掴んでいると思います。残念ながらコクピットはほとんど存在していなかったので、ジャンクボックスから適当なシートを選んでベルトなどを追加し、それらしくでっち上げました。また、キャノピー自体も使い物にならないシロモノだったので、塩ビ板で絞ってあります。

 潰れてしまって見づらいですが、翼の付け根の排気口内部には、松本メカの特徴であるルーバーがあります。この部分に何が入っているのかはよく判りませんが、高空の大気圏で使用するためのラムジェットエンジンではないかといわれています。胴体中央の巨大な排気口には、なぜかその部分のほとんどを塞いでしまうコーンが付いていますが、これがどういう役割をするのかも判っていません。まあ、現在より2世紀近くも未来の話なので、その頃のテクノロジーを今の技術で解釈しょうにも無理な話ではあるのですが^^;

 下面はこうなってます。模型では、下部垂直尾翼は伸び縮みするような構造になっていましたが、尾翼の収納される場所にはエンジンが存在するので無理があり、現在の公式設定(?)では根元から右側に折れ曲がるようになっています。こうした手法はミグ23などの現用機にも例があるので、さほど非現実的ではありません。

 ↑アイデアソースとなった零戦52型とのツーショット。もちろん共通点はほとんどありませんが、一説によると尾部の排気口とコーンのデザインが、零戦のカウリングとスピナーから来ている、とのことです。

 ↑ほぼ同じクラスであるフランス空軍のミラージュ戦闘機と。コスモゼロの色が微妙に違うのは、未来の素材を使って作られた機体であることを強調するために、かなり青みの強い銀を調合して使ったためで、具体的にはシルバーにクリアーブルーやクリアーレッドを混ぜた色を数種類作り、パネルごとにマスキングして筆塗りしました。

 ↓いろいろなフィクションに登場した架空機を同一スケールで集めてみました。映像的には考えられない組み合わせでも、模型なら簡単に実現できてしまうところが面白いですね(^_^)

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