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フランス語で「虹」をあらわす名前をつけられたこの飛行機は、著明な冒険飛行家、ジャン・メルモーズの操縦により1933年、フランス・パリ〜アルゼンチン・ブエノスアイレス間の飛行に成功、その後、改良型C71により合計8回もの大西洋横断飛行を行いました。 もともと50年代以降のジェット機が僕の守備範囲なので、大戦間の機体に関する知識はほとんどなかったのですが、たまたまあるイベントでこのキットを目にし、その箱絵に魅せられて、その後ずいぶん長い間エレールのこのキットは「欲しいキットリスト」の筆頭にありました。しかし、60年代に発売された後再版もされず、中古キット市場でもびっくりするような高値をつけられていたので、おいそれとは入手できませんでした。 そんな状況を打破してくれたのが、某中古模型専門店の社長さんです。たまたまある方の所蔵品をまとめて買い入れた直後、その品定めをしている最中来店した僕が、目を輝かせて箱破れのアルカンシェールのキットを眺めていたところ、どうせ売り物にならないからと、驚くような破格値で譲ってくれたのです。しかもその時、ダメになっていた組み立て説明図に気付いて、わざわざ無傷の同キットに入っていた説明図をコピーするために貸してくれました。その時の僕がどれほど嬉しかったか・・・。 |
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今回僕が組み立てたのは、その時入手した思い出のキットです。キットは基本的に後期生産型のC71をモデライズしていますが、個人的に胴体の短い初期生産型C70のほうが好きなので、ためらわずにキットを切り刻んで前期型を作ることにしました。 C70は機首のエンジン部分がC71よりぐっと短く、主翼の巨大なフィレットがなく、後部胴体もかなり短くなっています。また、水平尾翼もかなり形が違います。そこでキットを仮組みし、切断する部分にマーカーで印を描き、そこを目安にカミソリ鋸でゴシゴシと切断してしまいました。
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各部を切断したあとの様子です。上の写真と見比べると、全体がかなり短縮しているのが判ると思います。 胴体の断面型が相当違うので、内側からゼリー状瞬間接着剤をたっぷり塗ったあと、荒目の金ヤスリでガリガリこすり、断面型を出していきました。 また、水平尾翼は補助安定板を削り取り、カミソリ鋸とヤスリで平面型を整えました。 |
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上の段階ではまだ手をつけていなかったフィレットを切り取ったところ。胴体に巨大な穴が開いています。また、主翼の方にも大きな欠落部が出来てしまうので、いずれも1.2ミリの厚目のプラ板で塞ぐことにします。
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胴体と主翼の欠落部をプラ板で塞いだところ。かなり削らなければならないので、1.2ミリプラ板にしたわけです。 また、胴体の曲面部がキャビンの窓にまでかかりそうなので、窓のモールドもひとまわり大きく削り取っておきます。
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窓の部分には、胴体のRにあわせて削らなければならないため、1ミリ厚以上の透明プラ板が欲しかったのですが、手に入らなかったのでいろいろ考えたあげく、プラ製CDケースの透明部分を切り取って使いました。 まわりを隙間なく瞬間接着剤で埋め、硬化剤でよく固めてから耐水ペーパーで削ると、まったく段差のない窓が出来ます。この時、表側はいくら汚してもかまいませんが、裏側には絶対に接着剤などが回らないように注意が必要です。表側はどうせあとでペーパーがけしてしまうので、その時汚れもとれてしまいますが、裏側はあとで手を入れるのが大変なので。
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