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以前のF-16Sは、ロッキード・マーチンのホームページに掲載されていた図(写真↓左)をもとに、SFマンガに登場させるため、可動式エアインテイクや二次元ノズルをでっち上げたものですが、今回は1/72で、下の図に忠実にテイルレスのF-16を作ってみました。肴にしたキットは例によってハセガワのF-16ですが、今回海軍がアドバーサリー(仮想敵機)として使用していたN型のキットを使ったのは、ただ手元にあったからで特別な理由はありません。 何しろ想像図一枚しかなく、スペックなどまったく不明なのですが、90年代にNASAに移管されていた当時のF-16XL(写真↓右)と塗装も登録番号も同一なので、おそらくF-16XLの垂直尾翼を取り去り、主翼を全翼機タイプに換装したものと考え、まず胴体の延長から始めました。実機はコクピット後方と、垂直尾翼直前の二カ所で延長されているのですが、ここで僕は場所を間違え、胴体中央部のアクセスパネルが集中している部分をぶった切って、もうひとつのキットと組み合わせてしまいました。 |
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ごく簡単な改造ながら、効果は抜群なのでお試しになってみたらいかがかと思います。 |
| で、主翼ですが、これは、かつて作ったアナログ144同様に厚めのプラ板の積層で作るよりありません。正確な三面図などあるはずもないので、とりあえず左右の翼の大きさが狂わないように、二枚重ねで同時に切り抜き、それぞれにさらにプラ板を積層して削り、翼断面を出しました。 |
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主翼が完成すれば、あとは普通のプラモデルを作るのと同じ手順で完成までひと頑張りです^^; で、とりあえず完成品を、以前作った1/144F-16Sとツーショットで・・・↓ 前述したように、胴体の切断位置を間違えたので、アクセスパネル群がXLよりやや前進してしまっています。といっても黒くてよく判りませんが^^; |
| もちろん、垂直尾翼を省く最大の目的は、RCS(レーダー・クロス・セクション=レーダー投影面積)を減少させることにほかなりません。垂直尾翼のない大胆なシルエットは、はたしてこんな機体が本当に飛べるのか、という一抹の不安を抱かせますが、現在続々と試験機が作られたり、コンセプトが公表されているUCAV(無人戦闘機)はやはり圧倒的にテイルレス機が多いので、これが未来の航空兵器の形になるのでしょう。 |
| もともとF-16という飛行機は、亜音速域での安定性が負であったという革命的な航空機でしたが(機体の不安定性をコンピューターが絶えず補正していた)フライ・バイ・ワイヤ・システムを用いれば、今やどのような形の機体であれ安定して飛ばすことができる、ということかもしれません。 |
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F-16XLは通常型F-16より翼面積が2倍以上増えていますが、テイルレスではさらに主翼が大型化しているために、おそらく翼面積は3倍近くになると思います。翼が大きいということは、翼面荷重が減るということでもありますから、運動性にとってはプラスに働くと考えられます。従来は大型化に伴い、重量も増えてしまってさほど効果が表れなかったりしたものですが、今では軽くて強度の大きい複合材料も開発されていたりするので、こうした新素材を用いて大型化と軽量化を両立できるようになったのです。もちろん本機は垂直尾翼がないために、その機能を主翼に肩代わりさせねばならず、単純に翼面積だけで比較はできませんが、機動性が大幅に劣るようなことにはならないでしょう。 しかし、考えてみると現用のジェット戦闘機の中で、F-16ほどのフレキシビリティを持った機体はないといえます。そもそも、試作型のYF-16と生産型のF-16からしてサイズの違うほとんど別機といっていい関係ですし、まったく違う形の主翼を装着したF-16XLが登場したかと思うと、機体サイズや主翼をまたもや変えて、F-2シリーズの展開もしています。プランだけで終わったものとしては、グラマンX-29と争った前進翼型のSFW案や、F-2とのからみでどうなったのか気になるアジャイル・ファルコンなどもありました。 これから開発されるかもしれないものとしては、F-22タイプの主翼を装着して水平尾翼を廃止したF-16Xなるものも提案されているようですが、はて、どうなることやら・・・。 |
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↓例によって下面です^^; 想像図では上面しか判らないのですが、とりあえずXLの改造型ということで、XL同様AMRAAMを4発半埋め込み式に装着している設定としました。XLには主翼下にこれ以外にも16カ所ものハードポイントがあって、ずらりとMk.82爆弾を装着できるのがウリてしたが、それをやってはステルスもクソもなくなってしまうので、一応クリーンな状態にしてあります。 制空権を奪取して以降はさほどステルス性は求められないので、そうなったらXLよろしく主翼下にずらりと爆弾を搭載することも考えられますから、ハードポイント自体はおそらく設定されることと思いますが。 |
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これでF-16系の機体も3機になりました。ハセガワ製のYF-16もすでに作りはじめていますので、完成すればF-16という機体の出発点と終着点(とはちょっと違うか^^;)が揃うわけです。 しかしF-16系の機体には、まだまだ面白いものが多いので、これからもじっくり腰を据えて作って行こうと思います。YF-16の次は何を作ろうか・・・。 |