| このHPを開いて初の完成品は、自分でも意外なものになりました。左下の図はロッキード・マーチン社のHPにかつて掲載されていたテイルレスF-16です。いわばイメージスケッチのようなもので、このまま開発される可能性はありませんが、もしこのコンセプトを生かして21世紀に新戦闘機を開発したらどうなるか、模型という手段で試してみたくなりました。 |
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そうしてできたのが、下にお見せするF-16Sの模型です。F-16Sというのはまったく架空の型式名で、最後の“S”は「ステルス」の略のつもりです。実際に形にしてみると、思った以上に従来のF-16とはかけ離れた印象の機体になり、いかにも「21世紀の戦闘機」といったイメージになります。ほんの少しの改造でここまで変わるのですから、F-16の基本設計はやはり相当に先進的だったようです。空力的にはかつてのデルタ翼機から、むしろ全翼機といった方がいいかもしれないものに変化しています。もちろん操縦形式も、ほとんどの機動をエルロンで制御する全翼機同様の方式に変わっていることでしょう。
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| 本当は1/72で作りたかったのですが、モノグラム製のXLのキットは現在まず手に入らないし、手に入ったところで、まともなXLにするだけで大変な労力が必要なので、ここはひとつ妥協して、比較的入手しやすいアリイ製の1/144キットをベースに製作しました。結果は大正解、1/72ならめちゃくちゃ長時間かかったであろう主翼の改造も、1/144では鼻歌混じりで作業しても一晩もかからずできてしまいました。(後にハセガワのF-16キットを改造して1/72のF-16テイルレスも作りました。実際やってみると、少なくともモノグラム製のF-16XLを改造するよりは楽だったようです^^;) |
| ↑は先に作ったモノグラム1/72のF-16XLとのツーショット。大きさはちょうど1/2ですが、まるで5/8スケール飛行モデルのようでもあります。1/144はこうした遊びには最適のスケールですね。 |
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キットの改造ポイントはほかに、ベクタースラスト化したジェットノズルと、可変ランプを装備したために角形になったエアインテイクです。 ロッキード社のイラストは、単に翼関係だけの改造のようですが、今時それだけでは十分な性能を得るのは難しいと思えたので、これらの改修も施した、というオレ設定を追加しました。むろんベクタースラストは運動性とステルス効果を期待して、また、可変エアインテイクは、ベクタースラスト化したエンジンへの吸気をより効率的にするためです。 いずれもやはりモノが小さいので、改造としてはほんの小手先の、簡単なものでした。あと、実際にはほとんど意味はないでしょうが、デザイン的な統一感を出すために、レドームもF-22風のエッジが立ったものにしてみました。しかしこの写真では白がとんでしまって判りづらいですね。
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| 垂直尾翼のない機体を横から見ると、何か忘れ物をしたような、変な気分になります。しかし現実にテイルレスの機体はX-30などの実験機が作られ、その有効性は証明されています。また、RCSという面から見ても、垂直尾翼からのレーダー反射をゼロにできるテイルレス化はかなり有効でしょう。 |
| ↓こうして裏返すと、もともと非ステルス機であった本機の弱点がしっかり見えてまいます。すべての兵装を機内に収容するという、ステルス機特有のデザインコンセプトを本機で実現しようと思ったら、胴体を完全に再設計せねばならず、それはもう「改造」という範疇を完全に逸脱してしまいます。そこで仕方なく兵装の類は外部に装着するという、非ステルス的な手法をとりました。もちろんミサイル本体は角断面のステルスタイプで、半埋め込み状態ですから外部兵装としてはRCSは最小でしょうが・・・。 |