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![]() 七回死んだ男 (講談社文庫) |
本作の主人公・大庭久太郎は“反復落とし穴”にはまると、
同じ時間が九回繰り返す特異体質の持ち主。 そのため、一回目から八回目までの時間はいわばリハーサルとなり、 最終決定となる九回目に向け、より良い「改変」を目指し、試行錯誤する場となります。 久太郎の身内が一堂に会する正月。 彼の祖父の変死体が発見されます。 ちょうどその時間に“反復落とし穴”にはまった 久太郎は、なんとか祖父を救おうと奮闘します。 しかし、犯人と思しき容疑者を祖父から引き離し、犯行を未然に防ごうとしても、 その度ごとに新しい犯人が現れ、祖父は殺され続けていって……。 本作において、主人公が九回同じ時間を繰り返す、という ルール自体は絶対で、変更されることはありません。 そのため、八回目までのリハーサルは緊張感に欠け、サスペンスが 持続しないのでは、と心配する向きもあるかと思います。 しかし、散りばめられた小さな謎、そして隠されていた人々の関係や思惑などが、 次第に明らかかにされていく展開は、手元にミッションをクリアするための材料が 少しずつ揃っていくようなゲーム的興味を十分に満たしてくれます。 さて、本作のトリックは、久太郎が認識している主観的な 時間と客観的な時間との齟齬がポイントとなります。 最後の最後で明かされる久太郎の「勘違い」も、この作品世界においては、 他のどんな法則よりも、時間反復が優先される、ということの証なのでしょう。 |
![]() 仔羊たちの聖夜(イヴ) (角川文庫) |
1997年にカドカワ・エンタテインメントとして出たものの文庫化。
匠千暁シリーズの一冊。出版順とはやや異なるが、『彼女が死んだ夜』、『麦酒の家の冒険』につづく第3弾。時系列順に読み進めることを強く推奨する。 本シリーズではレギュラー・メンバーの抱える心の問題が浮き彫りにされていく。本書と次作の『スコッチ・ゲーム』では、タカチの過去が取り上げられる。西澤氏の好きな暗い話だが、本シリーズではユーモアと酒が効いているので、そんなに重苦しいものにはなっていない。 ミステリとしてはいまいち。テーマにひきずられて、無理を押し通してしまったような。結末の陰惨さは素敵だが。 |
ゆうべ 西澤保彦 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!
CMでおなじみの女優・ 西澤保彦はパソコンを駆使した音楽・映像編集が特技の一つ。 「歳を重ねて大人になっても純粋に人を好きになる心を持っている人、まっすぐな言葉を相手に投げかけることのできる男性に僕自身なっていきたいという思いがあります。」
実にすばらしい。こりゃまさに、
『 女は弱い男を支配するよりも、強い男に支配されたがる。 』( ヒトラー )
よ~く考えなあかんで!
「リドル・ロマンス」西澤 保彦
あらすじ =. 長身痩躯で超美形の心理探偵“ハーレクイン”。 彼のオフィスへ望みを叶えて欲しいとやってくる迷えるクライアントたち−。 神崎理恵が、袴田浩平と結婚したいと訴えた時、成功報酬は「あなたの虚栄心です」と応えて、話を聞き始めるが… ...
西澤保彦著「彼女が死んだ夜」読了
二転三転、力が入っていますねぇ。 結構古い作品、著者も若かったのでしょう。 若さゆえの力みには割合寛容な私、 全体としては悪くないと感じましたが、 人間関係は.
西澤保彦著「彼女が死んだ夜」
週末から、とある取説に掛かり切り、 その他もろもろバタバタしていたため、 読書は疎かになっておりました。 一段落したので再開します。 本作は匠千暁シリーズ。
イテヤ さんのレビュー
様々な理論の展開が面白い。 個人的には「犯人は……○○だ」とはっきり分かるラストが好きなので、少しもやもやが残る。
麦酒の家の冒険/西澤 保彦
いつもながら、設定は最高すぎます、西澤保彦先生。空っぽの家の隠された冷蔵庫に、100本近いビールが冷やされているという強烈なイメージ!そこで繰り広げられる「このビールは何なのか」という、まさにそのビールを飲みながらの推理合戦! ...
「人格転移の殺人」西澤 保彦
あらすじ =. 突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。 法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。 犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか? ...
『腕貫探偵、残業中』 西澤保彦
腕貫探偵、残業中, 腕貫探偵、残業中 (2008/04/18) 西澤 保彦 商品詳細を見る. 表紙を見て…、腕貫してない。 中を読み、残業と腕貫をしてない意味を理解です。 仕事外残業と言いましょうか。お疲れ様でございます。 話は、前作同様、連作、短編ミステリー ...
「腕貫探偵、残業中」西澤 保彦
あらすじ =. 悩める市民の相談ごとが次々に持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」の職員にして名探偵!? 黒い腕貫を嵌めたその男の巧みな誘い言葉に、ついつい気がかりな悩みごとを話してしまうと…、ありゃりゃ、いつしか難題解決へ! ...
veadar さんのレビュー
西澤保彦の短編集。 適度なエロと倒錯とテンポの良い文体。 かなりいい短編集だと思う。 「キス」は予定調和な落ちでありながら、心がほんのり暖かくなる作品。 「舞踏会の夜」はシロクマ宇宙人のキャラがたまらなく可愛らしい。 西澤保彦は最近かなり ...
kylyn さんのレビュー
2006年11月29日読了.


