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「お勧め(オススメ)映画」とトップページには書いてありますが、実際にはそのような大それたものではなく、以下は私が純粋に影響を受けた映画であり、私自身、これを見たことが「映画」を思考するうえで大いに役立っている、と実感できる作品の中から一部を抽出したリストです。私が、どういう映画を見て、映画研究塾で映画を語っているのか、そうしたことの参考にして頂ければと思い、掲載しました。
今回はひとまず1960年までを紹介します。思いつきで書いたものですので、今後また、徐々に追加する予定です。
赤文字が新しく追加した作品です
1895「列車の到着」「リュミエール工場の出口」「水をかけられた水撒き人」
1897「枕投げ合戦」
1898「大飲み」
1899「紅葉狩」
1902「月世界旅行」「ゴム頭の男」
1903「気のふれた警察官」「大列車強盗」「アメリカ消防夫の生活」
1904「とんでもない航海」
1905「ローバーによる救出」
1906「モータリスト」「面白物語」「空中救助」「洗いつくされた家」
1908「鷲の巣から救われて」「ドリーの冒険」「ギース公の暗殺」
1909「インフェルノ」「空中駆逐艦」「これらのいやな帽子」「インディアンの目の届く所」「小麦の買占め」
1910「ジゴマ」「人生であるように」「不変の海」「境界州で」「わがままペギー」「火星旅行」
1911「オデッセイ」「彼の信頼」「清き心」「最後の一滴」(The Last Drop of Water)「けちん坊の心」(The Misers Heart)「セミノールズ・サクリファイス」「ポイズンド・ブルーム」「マックスと規那入り葡萄酒」「マックスと犬」
1912「クォ・ヴァディス「The Lesser Evil」「日光」「マサカー」「網の修理者」「少女と彼女の信頼」「人類の女性」「見えざる敵」「厚化粧したレディ」「ビッグ裏通りの銃士たち」「ニューヨークの帽子」「極地征服」
1913「暗黒の家」「母のように美しい心」「アッシリアの遠征」「エルダーブッシュ峡谷の戦い」「ファントマ」「ファントマ対ジューヴ警部」「ファントマの逆襲」「プラーグの大学生」
1914「ホーム・ウイート・ホーム」「ヴェニスにおける子供自動車競走」「ノックアウト」「笑いのガス」「ポーリンの危機」「カビリア」
1915「国民の創生」「チャップリンの失恋」「チート」「KENO BATES LIAR」
1916「イントレランス」「チャップリンの悔悟」「チャップリンの放浪者」
1917「誉の名手」「チャップリンの移民」「ファッティのおかしな肉屋」「ファッティの入婿」「鬼火ロウドン」「天国船」
1918「世界の心」「犬の生活」「ファッティのアウトウエスト」「カルメン」
1919「散り行く花」「大疑問」「男性と女性」「カリガリ博士」「ハラキリ」
1920「東への道」「キートンのマイホーム(文化生活一週間)」「キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号)」「キートンの案山子」「キートンの隣同士」「寵姫ズムルン」「巨人ゴーレム」「牧師の未亡人」
1921「嵐の孤児」「キッド」「のらくら」「黙示録の四騎士」「極北の怪異」「死滅の谷」「フォーゲレット城」「朝から夜中まで」「渋川判五郎」
1922「給料日」「キートンの白人酋長」」「乗合馬車」「血と砂」「鉄路の白薔薇」「吸血鬼ノスフェラトゥ」「ドクトルマブゼ」「燃ゆる大地」「ファントム」「魔女」
1923「偽牧師」「巴里の女性」「荒武者キートン」「恋愛三代記」「ロイドの要人無用」「幌馬車」「愚なる妻」「十誡」「ノートルダムのせむし男」「眠るパリ」「除夜の悲劇」
1924「グリード」「アイアンホース」「アメリカ」「素晴らしい哉人生」「結婚哲学」「キートンの探偵学入門」「海低王キートン」「最後の人」「幕間」「カトリーヌ」「ニーベルンゲン」「イエスタベルリングの伝説」「レーニンのキノプラウダ」「ボリシェヴィキの国におけるウエスト氏の異常な冒険」
1925「ヴィンダミア婦人の扇」「キートンのセブンチャンス」「黄金狂時代」「オペラ座の怪人」「ビッグパレード」「ロストワールド」「ドンQ」「女優ナナ」「タルチュフ」「ヴァリエテ」「喜びなき街」「あるじ」「快楽の園」「ストライキ」「戦艦ポチョムキン」「チェス狂」「雄呂血」
1926「三悪人」「無花果の葉」「ベンハー」「ラボエーム」「肉体と悪魔」「イバニエスの激流」「雀」「熱砂の舞」「チャールストン」「メトロポリス」「心の不思議」「ファウスト」「母」「下宿人」「アクメッド王子の冒険」「長恨」
1927「サンライズ」「キートンの将軍」「暗黒街」「第七天国」「ジャズシンガー」「あれ=IT」「つばさ」「キングオブキングス」「ナポレオン」「カサノバ」「イタリア麦の帽子」「貝殻と僧侶」「帽子箱を持った少女」「下り坂」「ふしだらな女」「リング」「忠治旅日記」
1928「四人の息子」「港々に女あり「ファジル」「風」「サーカス」「キートンのカメラマン」「キートンの蒸気船」「紐育の波止場」「陽気な踊子」「蒸気船ウィリー」「マッチ売りの少女」「のらくら兵」「裁かるるジャンヌ」「アンダルシアの犬」「アッシャー家の末裔」「スピオーネ」「東洋の秘密」「農夫の妻」「マンクスマン」「十月」「アジアの嵐」「十字路」
1929「クイーンケリー」「ココナッツ」「鉄火面」「ハレルヤ」「燈台守」「月世界の女」「パンドラの箱」「淪落の女の日記」「アスファルト」「日曜の人々」「全線」「カメラを持った男」「ゆすり」「学生ロマンス若き日」「和製喧嘩友達」「突貫小僧」「斬人斬馬剣」
1930「地獄の天使」「ビッグトレイル」「モンテカルロ」「キートンのエキストラ」「犯罪王リコ」「西部戦線異状なし」「アンナクリスティ」「黄金時代」「ニースについて」「詩人の血」「巴里の屋根の下」「嘆きの天使」「三文オペラ」「大地」「殺人!」「朗らかに歩め」「落第はしたけれど」「その夜の妻」
1931「陽気な中尉さん」「モロッコ」「民衆の敵」「街の灯」「間諜X27」「フランケンシュタイン」「タヴゥ」「シマロン」「魔人ドラキュラ」「チャンプ」「牝犬」「赤ん坊に下剤を飲ませる」「自由を我等に」「ルミリオン」「吸血鬼」「M」「白銀の乱舞」「制服の処女」「藤原義江のふるさと」「淑女と髯」「東京の合唱」「腰弁頑張れ」「夜ごとの妻」「マダムと女房」「令嬢と与太者」
1932「暗黒街の顔役」「極楽特急」「私の殺した男」「仮面の米国」「フリークス」「雨」「上海特急」「グランドホテル」「ジキル博士とハイド氏」「猟奇島」「ご冗談でショ!」「闘牛士カンター」「素晴らしき放浪者」「巴里祭」「にんじん」「第十七番」「メキシコ万歳!」「生まれてはみたけれど」「青春の夢いまいづこ」「生さぬ仲」
1933「今日限りの命」「生活の設計」「四十二番街」「キングコング」「我輩はカモである」「力と栄光」「透明人間」「フットライト・パレード」「ボヴァリー夫人」「新学期操行ゼロ」「外人部隊」「乙女の湖」「未完成交響曲」「瀧の白糸」「非常線の女」「出来ごころ」「君と別れて」「夜ごとの夢」
1934「肉弾鬼中隊」「プリースト判事」「特急二十世紀」「奇傑パンチョ」「メリーウィドゥ」「或る夜の出来事」「一日だけの淑女」「アラン」「麦秋」「リリオム」「アタラント号」「商船テナシチー」「レーニンの三つの歌」「暗殺者の家」「母を恋はずや」「浮草物語」「隣りの八重ちゃん」
1935「周遊する蒸気船」「男の敵」「バーバリ・コースト」「無限の青空」「トップハット」「ベンガルの槍騎兵」「結婚の夜」「トニ」「ランジュ氏の犯罪」「幽霊西へ行く」「第九交響曲」「三十九夜」「折鶴お千」「マリヤのお雪」「虞美人草」「東京の宿」「丹下作膳百萬両の壺」「妻よ薔薇のやうに」
1936「虎鮫島脱獄」「メアリー・オブ・スコットランド」「大自然の凱歌」「永遠の戦場」「モダンタイムス」「オペラハット」「有頂天時代」「艦隊を追って」「激怒」「進め竜騎兵」「テキサス決死隊」「平原児」「素晴らしき休日」「ピクニック」「どん底」「とらんぷ譚」「世界の涯てに」「思い出の曲」「間諜最後の日」「サボタージュ」「浪華悲歌」「祇園の姉妹」「一人息子」「有りがたうさん」
1937「暗黒街の弾痕」「ハリケーン」「新婚道中記」「オーケストラの少女」「椿姫」「ギャグニー、ハリウッドに行く」「ゾラの生涯」「大いなる幻影」「望郷」「格子なき牢獄」「愛慾」「南の誘惑」「第三逃亡者」「愛怨峡」「人情紙風船」「河内山宋俊」「淑女は何を忘れたか」「血闘高田馬場」「新しき土」
1938「赤ちゃん教育」「我が家の楽園」「汚れた顔の天使」「黒蘭の女」「牧童と貴婦人」「獣人」「ラ・マルセイエーズ」「霧の波止場」「北ホテル」「民族の祭典」「美の祭典」「バルカン超特急」「アレクサンドル・ネフスキー」「鶴八鶴次郎」「按摩と女」「争闘阿修羅街」
1939「駅馬車」「若き日のリンカーン」「コンドル」「ニノチカ」「暗黒の命令」「彼奴(きやつ)は顔役だ!」「砂塵」「カッスル夫妻」「風と共に去りぬ」「スミス都へ行く」「ローレルとハーディ天国二人道中」「オズの魔法使い」「ゲームの規則」「マイエルリンクからサラエヴォへ」「巌窟の野獣」「残菊物語」「まごころ」「戦ふ兵隊」「鴛鴦歌合戦」「その前夜」
1940「レベッカ」「海外特派員」「ヒズガールフライデー」「怒りの葡萄」「果てなき船路」「桃色の店」「西部の男」「夜までドライブ」「独裁者」「哀愁」「フィラデルフィア物語」「北西への道」「七月のクリスマス」「我らの町」「踊るニューヨーク」
1941「断崖」「スミス夫妻」「市民ケーン」「タバコロード」「わが谷は緑なりき」「スワンプウォーター」「ヨーク軍曹」「教授と美女」「マンハント」「西部魂」「淑女超特急」「サリヴァンの旅」「レディイヴ」「偽りの花園」「マルタの鷹」「いちごブロンド」「ハイシエラ」「壮烈第七騎兵隊」「彼女はゴースト」「幽霊紐育を歩く」「奇妙な女」「砂丘の敵」「曳き船」「元禄忠臣蔵・前編」「戸田家の兄妹」「昨日消えた男」「男の花道」「エノケンの爆弾児」「兄の花嫁」
1942「逃走迷路」「生きるべきか死ぬべきか」「偉大なるアンバーソン家の人々」「イッツオールトゥルー」「結婚五年目」「ヤンキードゥードゥルダンディ」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「キャットピープル」「奥様は魔女」「鉄腕ジム」「拳銃貸します」「心の旅路」「最後の切り札」「悪魔が夜来る」「父ありき」「母は死なず」
1943「疑惑の影」「天国は待ってくれる」「死刑執行人もまた死す」「自由への闘い」「カサブランカ」「牛泥棒」「ならず者」「空軍」「私はゾンビと歩いた!」「あなたの目になりたい」「罪の天使たち」「密告」「怒りの日」「歌行燈」「無法松の一生」「姿三四郎」「花咲く港」
1944年「白い恐怖」「救命艇」「モーガンズクリークの奇跡」「ローラ殺人事件」「深夜の告白」「飾窓の女」「恐怖省」「君去りし後」「我が道を往く」「ガス燈」「幻の女」「毒薬と老嬢」「青ひげ」「カバーガール」「イワン雷帝」「宮本武蔵」「芝居道」「一番美しく」「陸軍」
1945「汚名」「コレヒドール戦記」「脱出」「南部の人」「緋色の街/スカーレット・ストリート」「失われた週末」「らせん階段」「哀愁の湖」「犯罪王ディリンジャー」「偽れる装い」「ブローニュの森の貴婦人たち」「無防備都市」「名刀美女丸」「虎の尾を踏む男達」
1946「浜辺の女」「ストレンジャー」「三つ数えろ」「我等の生涯の最良の年」「ギルダ」「誘拐魔」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「白昼の決闘」「奇妙な女」「闇の曲り角」「美女と野獣」「海の牙」「幸福の設計」「戦火のかなた」「靴みがき」「女性の勝利」「我が青春に悔いなし」
1947「殺人狂時代」「気まぐれ天使」「過去を逃れて」「逃亡者」「大いなる別れ」「沈黙は金」「ミネソタの娘」「双頭の鷲」「犯罪河岸」「海の沈黙」「最後の休暇」「ドイツ零年」「ハムレット」「素晴らしき日曜日」「長屋紳士録」
1948「ロープ」「アパッチ砦」「三人の名付け親」「マクベス」「上海から来た女」「赤い河」「ヒットパレード」「追跡」「幽霊と未亡人」「キーラーゴ」「黄金」「緑色の髪の少年」「善人サム」「裸の町」「忘れじの面影」「恐るべき親達」「情婦マノン」「自転車泥棒」「揺れる大地」「にがい米」「赤い靴」「風の中の雌鶏」「酔いどれ天使」
1949「山羊座のもとで」「黄色いリボン」「僕は戦争花嫁」「夜の人々」「暗黒への転落」「拳銃魔」「死の谷」「白熱」「ショック・プルーフ」「秘密調査員」「魅せられて」「硫黄島の砂」「オールザキングスメン」「アダム氏とマダム」「深夜復讐便」「オルフェ」「第三の男」「晩春」「野良犬」「お嬢さん乾杯!」
1950「舞台恐怖症」「幌馬車」「歩道の通る所」「ウィンチェスター銃73」「拳銃王」「鬼軍曹ザック」「サンセット大通り」「花嫁の父」「街の野獣」「田舎司祭の日記」「神の道化師フランチェスコ」「ストロンボリ」「ミラノの奇蹟」「寄席の脚光」「忘れられた人々」「スサーナ」「宗方姉妹」「石中先生行状記」「白い野獣」「殺陣師段平」「羅生門」「暴力の街」「暁の脱走」
1951「見知らぬ乗客」「河」「遊星よりの物体X」「艦長ホレーショ」「勇者の赤いバッヂ」「大いなる夜」「南部に轟く太鼓」「エドワールとキャロリーヌ」「肉体の冠」「きけ、わだつみの声」「ベリッシマ」「白い酋長」「2ペンスの希望」「夏の遊び」「愛なき女」「お遊さま」「麦秋」「めし」「カルメン故郷に帰る」「愛妻物語」「恋人」「偽れる盛装」「天使も夢を見る」「適齢三人娘」
1952「ライムライト」「オーソン・ウェルズのオセロ」「栄光何するものぞ」「静かなる男」「無頼の谷」「果てしなき蒼空」「モンキービジネス」「ぼくの彼女はどこ?」「雨に唄えば」「バンドワゴン」「ノックは無用」「遠い太鼓」「ぼくの叔父さんの休暇」「恐怖の報酬」「快楽」「エル」「不良少女モニカ」「密告」「ヨーロッパ一九五一年」「西鶴一代女」「お茶漬けの味」「おかあさん」「お國と五平」「稲妻」「おかる勘平」「すっ飛び駕」「弥太郎笠前後編」「次郎長三国志@次郎長売り出す」「次郎長三国志A次郎長初旅」「ハワイの夜」「カルメン純情す」
1953「私は告白する」「ダイヤルMを廻せ」「モガンボ」「復讐は俺に任せろ」「心のともしび」「拾った女」「悪魔をやっつけろ」「裸の拍車」「リリー」「人生模様」「聖衣」「ヒッチハイカー」「男の叫び」「第十七捕虜収容所」「宇宙戦争」「ホンドー」「タイタニックの最期」「二重結婚者」「ブラボー砦の脱出」「黄金の馬車」「たそがれの女心」「現金に手を出すな」「イタリア旅行」「青春群像」「パンと恋と夢」「丹下左膳膳」「續・丹下左膳」「雨月物語」「祇園囃子」「宗方姉妹」「東京物語」「夫婦」「妻」「あにいもうと」「アナタハン」「にごりえ」
1954「裏窓」「泥棒成金」「大砂塵」「長い灰色の線」「帰らざる河」「自由の旗風」「第十一号監房の暴動」「ヴェラクルス」「アパッチ」「喝采」「放射能 X」「大アマゾンの半魚人」「三人の狙撃者」「フレンチカンカン」「夏の嵐」「道」「火刑台の上のジャンヌ・ダルク」「奇跡」「山椒大夫」「近松物語」「山の音」「晩菊」「七人の侍」「二十四の瞳」「ゴジラ」「黒い潮」「或る女」「勲章」「億万長者」「教室の子供たち」
1955「シャロンの屠殺者」「ピラミッド」「東京暗黒街竹の家」「秘められた過去」「キッスで殺せ」「恐怖の土曜日」「暴力団」「狩人の夜」「黄金の腕」「ララミーから来た男」「捨身の一撃」「理由なき反抗」「天が許し給うすべて」「非情の罠」「必死の逃亡者」「日本人の勲章」「愛情物語」「足ながおじさん」「悪魔のような女」「ヘッドライト」「夜と霧」「崖」「大地のうた」「浮雲」「血槍富士」「たそがれ酒場」「忍術児雷也・逆襲大蛇丸」「姉妹」
1956「知りすぎていた男」「ハリーの災難」「捜索者」「口紅殺人事件」「黒の報酬」「ボディスナッチャー恐怖の街」「攻撃」「風と共に散る」「底抜けコンビのるかそるか」「バス停留所」「ジャイアンツ」「恋多き女」 「歴史は女で作られる」「抵抗」「ミステリアスピカソ天才の秘密」「パリ横断」「素直な悪女」「赤い風船」「赤線地帯」「早春」「妻の心」「流れる」「驟雨」「洲崎パラダイス赤信号」「風船」「狂った果実」「港の乾杯・勝利をわが手に」「夜の河」「絵を描く子供たち」
1957「間違えられた男」「最前線」「決断の3時10分」「四十挺の拳銃」「夕暮れのとき」「悲しみよこんにちは」「バイキング」「突撃」「成功の甘き香り」「昼下がりの情事」「めぐり逢い」「情婦」「パジャマゲーム」「サヨナラ」「男の子の名前はみんなパトリックって言うの」「美しきセルジュ」「死刑台のエレベーター」「女の一生」「白夜」「カビリアの夜」「さすらい」「レスラーと道化師」「渇き」「東京暮色」「あらくれ」「浪人街」「蜘蛛巣城」「幕末太陽傳」「気違い部落」「浮草の宿」「8時間の恐怖」「青空娘」「大菩薩峠」「俺は待ってるぜ」「処刑の部屋」「殺したのは誰だ」
1958「めまい」「黒い罠」「暗黒街の女」「胸に輝く星」「西部の人」「愛する時と死する時」「フォートブロックの決斗」「殺人捜査線」「先生のお気に入り」「秘めたる情事」「草の上の昼食」「モンパルナスの灯」「ぼくの叔父さん」「あこがれ」「女猫」「彼岸花」「鰯雲」「杏っ子」「隠し砦の三悪人」「風と女と旅鴉」「暗黒街の美女」「踏みはずした春」「青い乳房」「巨人と玩具」「果しなき欲望」「女殺し油地獄」「亡霊怪猫屋敷」
1959「北北西に進路を取れ」「「リオ・ブラボー」「悲しみは空の彼方に」「グランド・キャニオンの対決」「縛り首の木」「お熱いのがお好き」「死なない脳」「草の上の昼食」「太陽がいっぱい」「大人は判ってくれない」「勝手にしやがれ」「獅子座」「いとこ同士」「二重の鍵」「スリ」「二十四時間の情事」「夜行列車」「浮草」「らぶれたあ」「暗黒の旅券」「素っ裸の年令」「東海道四谷怪談」「独立愚連隊」「愛と希望の街」「薄桜記」「野獣死すべし」
1960「サイコ」「バファロー大隊」「アメリカの影」「西部に賭ける女」「燃える平原児」「片目のジャック」「恋をしましょう」「スパルタカス」「ピアニストを撃て」「小さな兵隊」「穴」「ローラ」「去年マリエンバートで」「気のいい女たち」「地下鉄のザジ」「甘い生活」「若者のすべて」「情事」「血を吸うカメラ」「処女の泉」「日曜はダメよ」「ローラとバイオリン」「秋日和」「女が階段を上る時」「娘・妻・母」「清水港に来た男」「13号待避線より/その護送車を狙え」「日本の夜と霧」「不知火検校」「独立愚連隊西へ」「ろくでなし」
更新履歴
2010,5/2更新
「熱砂の舞」(1926)は、ヴィルマ・バンキーが舞うシーンが画面から浮き上がっています。特にバルコニーのバレンチノと路上で踊るヴィルマ・バンキーとの縦の構図から、ヴィルマ・バンキーのフルショットへと流れてゆくシーンは驚きです。どうしてああいうショットが撮れてしまうのでしょうか、、、おそらく現在のレンズでは、ああいうショットは撮れないはずです。
「犯罪王ディリンジャー」、これこそ『B』です。ちなみにこの作品には「パブリック・エネミーズ」(2009)の『バイバイ・ブラックバード』のくだりは出てきません。
「ギャグニー、ハリウッドへ行く」はラストシーンから逆算して映画が撮られています。30年代の香りを大胆に讃えながら、映画が映画であることの信頼を存分に見せつけてくれます。ギャグニーの恋人で歌手のイヴリン・ダウが、今では寂れてしまった昔のミュージックホールに帰ってきて、舞台で楽器を奏でている昔の仲間たちを客席で見つめながら、少しずつ舞台へと近づいて行くシーンがあるのですが、ここで歌え、というタイミングで彼女は歌いだします。ここでは彼女が舞台に上がる前の、客席という一段低いポジションで歌いだすことが何よりも重要なのです。ラストシーンはまったきその逆です。ここではその馴染みの店に帰ってきたギャグニーが踊るのですが、ここでギャグニーは客席ではなく、舞台装置の階段の上から突然出てきて舞台で歌っている昔の恋人を驚かします。ここでギャグニーは舞台の中の、さらに一段上のポジションから出て来なくてはならないのです。どういうわけか、それが映画なのです。あるいは運動なのです。
レオ・マッケリーの「善人サム」は、基本的には凡庸さの中において進んでゆくのですが、バーテンのウィリアム・フローリーがバーの外で突如「ホーム・スイート・ホーム」を歌い始めるあたりから大逆転で傑作になります。フランク・キャプラの弟子であるマッケリーを決して侮ってはならないのです。「素晴らしき哉、人生!」(1946)を想起させるに余りある温かい作品です。
テニソンの詩を映画化したマイケル・カーチス「進め竜騎兵」は、エロール・フリンとオリヴィア・デ・ハヴィランドという、いつものコンビで撮られた見事な物語映画です。
小林旭がまだ有名になる前に撮られた中平康「殺したのは誰だ」(1957)は決して中心を現すことのない不思議な跳梁です。これが撮られたのが1957年、つまりゴダール『勝手にしやがれ』の2年前に既にこれが撮られていたという事実は驚きです。ゴダールやトリュフォーはもしかするとこれを見ていたのかも知れません。否、おそらく見ているでしょう。ちなみにこの作品では酒場の休憩時間に幾つもの椅子が逆さまになって乗せられています。音声的にも非常に聞きどころの多い作品であり、傑作の部類に入ると思います。今月のチャンネルNECOで放映しているので是非見てください。それにしても日活という会社は役者を人間として見ていないようなところがあって、この作品の車の運転シーンしても大破のシーン以外はすべて役者本人が運転していますし、その車が大通りで急停車してそのままバックして交差点を右折する、あるいは高速でバックして歩行者を轢きそうになったりと、危険なことを何度もしています。小林旭はスタントマンを使わないことで有名ですが、この作品では素晴らしいビリヤードの技を披露しています。小林旭の映画はすべて「ほんもの」なのです。そこが裕次郎のような『スター』とは違うところです。会社から「大部屋扱い」されているからこそできてしまうことがある、ということです。例えば「爆破3秒前」という井田探監督のそれは面白い作品がありますが、ここで小林旭は、高層ビルの屋上の壁にほんとうにぶるさがってつかまっているのです。手でです。ロープではなく、『手だけ』でぶるさがっています。小林旭のクローズアップのあとズームで超ロングショットに引かれますから、本人だと分かります。もっと驚くのは、ビルの屋上から隣のビルに乗り移るのですが、『飛び越す』のではないのです。『またいで渡る』のです。向こうのビルとこっちのビルの絶壁の双方に足をかけて、よいしょ、と乗り移るのです。あんなの見たことがありません。私は完全に小林旭に魅了されています。
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