バンジージャンプする

 韓国でDVDが製作されるようになった初期は、「シュリ」「反則王」「情け容赦なし」「イ・ジェスの乱」など、リージョンコードALL・日本語字幕付きのものが次々に発売されたが、新作としてはこの作品が最後になったのではないだろうか。(2003年3月に発売されたDVD「色即是空」そして公開後かなりたって発売された「うお座」〈05年1月発売・ALL・日本語字幕付き〉という例外はある。)
 その後この映画のDVDは廃盤になり、「リージョンコード3、日本語字幕付き」という形で再発売された。

「ペパーミント・キャンディ」「パイラン」「子猫をお願い」「ワイキキ・ブラザーズ」などと並んで、上映終了後、評価と人気が高まった作品のひとつ。

 この映画でイ・ビョンホンの妻を演じているのが「八月のクリスマス」でハン・ソッキュの初恋の人、「殺人の追憶」でソン・ガンホの恋人役を演じたチョン・ミソン。「八月のクリスマス」と「グリーンフィッシュ」でハン・ソッキュの妹役オ・ジヘはイ・ビョンホンの後任の国語教師。イ・ボムス(大学の友人)や特別出演のキム・ガプス(美術教授)、名脇役キ・ジュボン(高校の先生)の顔も見られる。

出会いの場所

 インウ(イ・ビョンホン)の傘にテフィ(イ・ウンジュ)がいきなり飛び込んできて「近くのバス停まで入れて行ってくれませんか」と言う場所。イ・ウンジュが出て来る建物は改築されてなくなってしまったが、舗道の敷石、街路樹、盲人用の誘導路はそのまま。雨の中、自転車が走って来るシーンで少し写っている写真館「シャローム・フォト」(写真右)の右隣。


ふたりが歩く石垣の道


イ・ビョンホンとイ・ウンジュがひとつの傘で歩くゆるやかな坂道は梨花女子高校の石垣に沿っている。塀の自然石で出来た部分とコンクリートで作られた部分の境界は水平方向に伸びているので、坂を下っていくと徐々にその位置が高くなってくる。撮影に使われたのはその境目が肩のあたりに来る位置で、白っぽいふたつの石が目立つ場所。



バス停

 インウはテフィとの再会を期待して、テフィがバスに乗り込んだバス停に何度もたたずむ。

行き方 地下鉄1・2号線シチョン(市庁)1番出口から徳寿宮に沿った道(通称:貞洞キル)を歩く。貞洞劇場を越えてすぐのところにこの場所があるが、本来はバス停ではない。道の向こう側の梨花女子高校に沿った壁がふたりが一つの傘に入って歩いた道。市庁駅に近い方から言えば「出合いの場所」「石垣の道」「バス停」の順になる。
 写真中央の細い街路樹は撮影時はどこかへ移されていたようで、枠だけが写っている。


カフェ学林

 インウ(イ・ビョンホン)にテフィ(イ・ウンジュ)が自画像を彫ったライターをプレゼントする"音楽喫茶"。創業1956年。昔、客が書いたリクエスト・カードに応えてDJがアナログ・レコードをかけていたDJブースも残っている。ふたりが座っていた席は2階への階段を上がり、店に入って左手の奥。 

行き方 地下鉄4号線ヘファ(恵化)駅下車。3番出口から出る。1・2番出口側にあるKFCの真向かいにあるビルの2階で、大学路の大通りに面していて大変わかりやすい場所にある。


龍山駅

 イ・ビョンホンがイ・ウンジュを待ち続ける韓国国鉄のヨンサン(龍山)駅はKTXの開通に伴う駅舎の改築で雰囲気が変わってしまったが、正面の大階段をのぼって駅に入るデザインは踏襲されていて、ビョンホンが座っていた当時の面影をとどめている。「ヨンサン」と書いた駅名が貼ってあるホームは古い雰囲気を残しているチョンニャンリ駅。 駅前の横断歩道がイ・ウンジュが交通事故にあった場所。



カルウムリ海水浴場

 グループで海に行き、ぬけだしたふたりがワルツを踊った海岸は国立公園にもなっている忠清南道テアン(泰安)のカルウムリ海水浴場。


智異山

 「ここから飛び下りたら、どうなるかな?」最初、イ・ウンジュと。後半、高校生イム・ヒョンビンと登った山。ここも国立公園に指定されている慶尚南道のチリサン(智異山)。


麻谷寺

 下山したふたりがビビンバを食べ、チョッカラ(箸)とスッカラ(スプーン)の韓国語表記の違いを話題にした場所。智異山から北へ100キロ近くも離れた公州にあるマゴクサ(麻谷寺)の「ユウォンチ食堂」。
 別のページに書いたように韓国のユウォンチ=遊園地は観覧車やジェットコースターがある場所ではなく、ただレジャーで行く場所をさす言葉なので「遊園地食堂」も麻谷寺周辺を山歩きする人たちのためのもの。

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