アンジェラ ANGEL-A


 リュック・ベッソンが久しぶりに自分自身で監督した全編モノクロの作品。監督自身が「パリの街は主演のふたりと並ぶ主人公」というだけあって、あちこちにパリの風景がちりばめられている。

06年0月20日 DVD発売


エッフェル塔


 アンドレ(片腕の俳優ジャメル・ドゥブース)が借金取立ての男たちにエッフェル塔の展望台に連れて行かれて脅されるシーン。第二展望台の北側で撮影されているが、実際には金網が張ってあって、このような脅迫ができる場所は存在しない。カメラが塔のてっぺんから地上までを一気に写して恐怖感をあおる。



アレクサンドル3世橋


 セーヌに身を投げて死のうとしたアンドレの前にアンジェラ(スーパーモデルで短編映画も監督するリー・ラスムッセン)が現れ、あっという間に橋から飛び込む。アンドレは彼女を助けるために後を追ってダイブするはめに。この橋は重要なラスト・シーンでも登場する。



リヨン駅


 セーヌ河からはい上がったふたりはずぶ濡れの衣服をリヨン駅のトイレのドライヤーを使って乾かす。映画では女性用トイレを使っているという設定だし、形も違うのでこの場面はセットで撮影した模様。リヨン駅からはフランスの南部に向かうCGVも出ている。服を乾かしたふたりはホームのスタンドで軽食を取るが、この様子はすでに金貸しの手下に監視されている。
 この駅の二階にはリュック・ベッソン監督の「ニキータ」で、教官ボブがニキータを連れて食事に行くレストラン「ル・トラン・ブルー(青い汽車)」がある。



ニケ像


 NIKEは英語読みにするとあのナイキ。本物はルーブル美術館にある。闇の組織のボス、フランクの部下に捕まった二人が連行される事務所にニケ像のレプリカが飾ってあって、頭部のないこの像にアンジェラの顔が一瞬だけ重なるシーンは彼女の正体を暗示している。



コンコルド橋


 アメリカの市民権を持っているアンドレがアメリカ大使館へ援助を求めて行くために渡る橋。
南から北へ渡りきった場所にオベリスクが立つコンコルド広場がある。



アメリカ大使館


 保護を求めてアンドレが訪ねるが、冷たく門前払いされるアメリカ大使館。コンコルド広場の北西角にあり、警備が大変厳重。たとえ観光の老夫婦が記念写真を撮ってもとがめられる。この写真は隣にあるクリヨン・ホテルに滞在していたクウェートの王族が出てくるドサクサにまぎれて撮ったもの。映画「フランティック」ではハリソン・フォード、「フレンチ・キス」ではメグ・ライアン。どちらも"パリのアメリカ人"が駆け込むが、追い払われてしまう。



ビル・アケム橋

 
 アメリカ大使館を出たアンドレが歩いて渡るシルエットのシーン。吊り下げられた照明灯に特徴がある。エッフェル塔も写っているので、一つ下流のグルネル橋あたりから超望遠レンズで撮ったらしい。プレスシートには冒頭で借金をめぐって殴られるシーンもここだと書いてあるが、橋のフレームの形がビル・アケムとは違っている。



芸術橋


 金をめぐってアンドレとアンジェラが言い争いをする場所。木と鉄骨だけでできた歩行者専用橋で、たくさんの映画に使われている。最近のものだけでも「ボーン・アイデンティティ」「ルーブルの怪人」「インタビュー」・・・「プラダを着た悪魔」にも突然ここが登場する。



ノートルダム寺院


 アンジェラが一撃の下にいかつい男達を蹴倒す場所。韓国ドラマ「パリの恋人」にもここをイ・ドンゴンと元義姉が歩くシーンがある。



サクレ・クール寺院


 ふたりはノートルダム寺院からここへ一気にワープする。同じく「パリの恋人」のタイトルバックでもおなじみ。



ホテル・ムーリス


 チュイルリー公園に面した超高級ホテル。大金を手にしたふたりが泊まり、レストラン「ル・ムーリス」で豪遊する。



チュイルリー公園


姿を消したアンジェラを探して外へ飛び出したアンドレが走るホテルの前にある公園。



コンコルド広場


アンジェラの姿を求めてアンドレはリボリ通りからコンコルド広場へ。さらにふたりの出会いの場所アレクサンドル3世橋へと向かう。


行き方 いずれも有名な場所なのでガイドブック参照。

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